内視鏡室のトピックス1

経鼻挿入による上部内視鏡検査(胃カメラ)

 日本人は欧米人に比較し、胃癌による死亡率が依然として高く、上部消化管内視鏡検査(胃カメラ)は重要であるが「苦しいもの」という意識から「受けたくない」と考える患者さんが多いのが現状です。内視鏡の挿入部の細径化により、検査時の苦痛は軽減されてはいますが、咽頭反射(嘔吐反射)に関しては十分といえません。 そこで開発されたのが経鼻挿入用上部内視鏡カメラです。当院でも2007年3月からこの検査が可能となりました。写真のように非常に細くなっています。お気軽にご相談ください。

胃内視鏡と経鼻内視鏡

不二越病院で初めて行われた経鼻挿入による胃カメラ(経鼻法)
被検者(検査を受けた人):山本医療センター長談

 私はこれまで10回以上胃カメラを受けてきましたが、その苦しさのため毎回「朝ご飯を食べてしまおうか(朝食を取ると検査できない)」と思いながら我慢してきました。カメラが動くたびに嘔吐反射が出るため目をつむり「早く終われ、早く終われと」思っていたのです。今回の経鼻法で初めて目を開けて自分の胃を観察できました。これまで「死んでも、二度と、絶対に胃カメラは受けないぞ」と心に決めている人も、安心して受けられる検査だと思います。