内視鏡室のトピックス3

少しでも大腸内視鏡検査を楽に

 大腸内視鏡検査はけっして楽な検査ではありません。前処置の下剤の服用・挿入中の苦痛・終了後の腹部膨満感や不快感の持続などがあるかと思います。検査は大腸に空気を注入しながら施行します。空気の注入なしでは挿入も観察もできません。そのため、検査中から検査後に腹部膨満感や不快感が持続します。

 当院では2009年7月21日から大腸内視鏡検査の空気の注入をやめ、炭酸ガス(CO2)を注入する装置を導入しました。炭酸ガスは空気と比較して腸管内での吸収が速やかで、腹部膨満感の出現が少なくなります。これまでに患者さんから「以前と比べると楽になった」との声をよく耳にします。

 炭酸ガスが大腸から速やかに吸収されると危険ではないかと思うかもしれませんが、心配はいりません。大腸からの吸収のスピードよりも肺からの排出スピードが比べものにならないくらい速いため、安全性は確立されています。

 最後に、富山県内でこの装置を導入している施設はまだ少ないことを付記しておきます。

2009年8月21日 医療センター長 山本 克弥 記