院長のごあいさつ

健康増進と地域医療に貢献します。

 当院は、株式会社不二越の企業立病院ですが、地域の方々の一般病院として開設されており、どなたにでも受診して頂けます。不二越に勤務される従業員に加え、地域住民の皆様に質の高い、信頼される医療の提供を行い、皆様に必要とされる病院であるように時代とともに進歩していきたいと思っています。当院の特色ある医療としては、労働災害や職業性疾患の診療、人間ドックや健康診断などの健康管理、脳卒中や骨・関節疾患等のリハビリテーションに力を入れています。また血液透析を中心とした慢性腎不全治療、外科での大腸・直腸疾患の治療があります。特に痔疾患の手術は有名で多くの患者さんが来院されており、これからも充実した医療の提供に努めたいと思っています。日本は世界一の長寿国です。超高齢化社会を迎えたわが国において、活気ある社会を築くため、健康づくりと疾患の予防により健康寿命を延ばすことが重要になってきました。病気の早期発見と早期治療、生活習慣の改善、感染症に対する予防接種の実施などにより、健全な社会生活を送れるように地域医療を担っていきたいと思います。
 今年はいよいよPost-Coronaの時代に入り、7月末からオリンピック、パラリンピックがパリで開催されています。コロナ禍で無観客試合を強いられていた今までのことを考えると、より一層応援に力が入ります。そんな当たり前の日常が送れるように感染対策を継続して、パリで花咲く日本人選手の活躍を応援したいと思います。当初、Post-Coronaでは、新型コロナ感染症は減少し、このまま終息していくのではないかと期待しましたが、7月に入り再び急増し、第11波の到来と言われています。さらに手足口病やRSウイルス感染症など、コロナ禍ではみられなかったウイルス感染症も流行しています。私たち地域医療に携わるものとして、地域の医療と福祉・介護を守るために、「感染症にかからない、うつさない」という感染予防対策を継続し、日常診療に注力したいと思います。今後も当院を受診される皆さんに安心、安全の医療を提供したいと思っています。

院長平井 忠和