院長のごあいさつ

健康増進と地域医療に貢献します。

 当院は、株式会社不二越の企業立病院ですが、地域の方々の一般病院として開設されており、どなたにでも受診して頂けます。不二越に勤務される従業員に加え、地域住民の皆様に質の高い、信頼される医療の提供を行い、皆様に必要とされる病院であるように時代とともに進歩していきたいと思っています。

 当院の特色ある医療としては、労働災害や職業性疾患の診療、人間ドックや健康診断などの健康管理、脳卒中や骨・関節疾患等のリハビリテーションに力を入れています。また血液透析を中心とした慢性腎不全治療、外科での大腸・直腸疾患の治療があります。特に痔疾患の手術は有名で多くの患者さんが来院されており、これからも充実した医療の提供に努めたいと思っています。日本は世界一の長寿国です。超高齢化社会を迎えたわが国において、活気ある社会を築くため、健康づくりと疾患の予防により健康寿命を延ばすことが重要になってきました。病気になっても重症化や再発を防止して、健全な社会生活を送れるように地域医療を担っていきたいと思います。

 新型コロナ感染症が発生し、約4年になりますが、私たち地域医療に携わるものとして、地域の医療と福祉・介護を守るために、「コロナにかからない、うつさない」という感染予防対策に最大限注力してきました。昨年は、感染力の強いオミクロン株が大流行し、大変な1年となりましたが、幸い、コロナ感染が院内で蔓延することなく、診療業務を継続できたことは、何よりも良かったことと思っています。コロナ感染症が流行し、いろいろと今までの生活が変わることによって、周囲の方々の思いやりや優しさに気付いたり、新しい解決策を見つけたりすることができるという側面もありました。2023年はいよいよPost Coronaの時代になります。今後も、コロナ対応をしっかり行いつつ、当院を受診される皆さんに安心、安全の医療を提供したいと思っています。

院長平井 忠和